ヨコハマに!スクリーンに!舘ひろし&柴田恭兵 二人で「146歳」のレジェンド俳優が降臨した!
「『あぶない刑事』は文化的大事業だと思ってるんです。僕は物語の起承転結を説明する土台で、恭サマがリズムや世界観を色付けしている。だから、この作品は恭サマのものなんだよね」 【豪華4ショット】タカ&ユージが古巣に”帰ってきた”あの選手と記念撮影 過去の本誌インタビューでこう語っていたのは、俳優の舘ひろし(74)だ。 「それまでの日本の刑事ドラマは重く悲壮感のあるものばかりだった。『あぶ刑事』はそれを否定し、コミカルでオシャレな刑事ドラマを打ち出した。あの軽やかな世界観を創り上げたのが“柴田恭兵”という俳優なんですよ」 ドラマ放送が始まった38年前、舘は遊ぶことに忙しく、台本を読んだり、台詞を覚えることに時間を割けなかったと明かしていた。 前作映画『さらば あぶない刑事』が公開されてから8年。新作『帰ってきた あぶない刑事』の公開が発表されると日本中のファンが歓喜した。 舘が全幅の信頼を置いている“恭サマ”こと柴田恭兵(72)もまた、『あぶ刑事』への想いを独占インタビューで語っている。 「昔のように身体はキレッキレではないし、足も速くない。でも、70歳を過ぎた男がヘロヘロになりながら、一生懸命に走っている姿こそがかっこいいと思うんです」 今作は刑事を定年退職してニュージーランドで探偵業を営んでいたタカ&ユージが、ヨコハマに戻って探偵事務所を開くところから始まる。さらに、二人のどちらかの娘かもしれない女性も現れて――。 柴田の言葉通り、最新作でも二人の全力疾走やド派手アクションは健在。二人とも70歳を過ぎているとは思えない強靭な肉体で華麗な身のこなしを披露している。 「タカ!」 「ユージ!」 割れんばかりの嬌声がヨコハマの街に響いたのは、5月上旬のことだった。この日はゴールデンウィーク中ということもあり大勢の人々が出歩いていた。 そのお目当ては――黒のスーツにサングラスをかけた舘とシルバーグレーのスーツに同じくサングラスをかけた柴田。『あぶ刑事』ルックに身を包み、『ザよこはまパレード』に参加している彼らを一目見ようと、この日のヨコハマには約38万人もの人々が集まった。 また、5月後半の別日には横浜スタジアムで行われた横浜DeNAベイスターズ対広島東洋カープ戦に駆け付けた二人。 映画のオープニングテーマが流れるなか、レパードに乗りながら華麗に登場し、スタジアムを一気に『あぶ刑事』ワールドへと染めた。 マウンドに到着した舘は、 「皆さんこんにちは! 『あぶない刑事』、この横浜に帰ってきました!」 と一言挨拶。 続く柴田は、映画タイトル“帰ってきた”になぞらえ、 「ベイスターズには筒香(嘉智)選手が帰ってきました。筒香選手はメジャーリーグのユニフォームも似合っていましたが、ベイスターズのユニフォームが一番かっこいいです」 と笑顔でメッセージを送る場面も見られ、観客からは盛大な拍手と歓声が湧きあがった。 二人合わせて『146歳』――。まだまだ走り続けるレジェンド俳優たちの勇姿に勇気をもらえること間違いなしだろう。
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