医師不足、物価や人件費の高騰で経営悪化し… 整備が進められていた中核病院の建設計画 事業見直しで一時中断 愛媛・四国中央市
愛媛県四国中央市で、2028年度前半の開業を目指し整備が進められていた新しい中核病院の建設計画について、市は、整備事業が見直しにより一時中断していることを議会に報告しました。 【写真を見る】中核病院の建設計画が一時中断 篠原実市長 「新しく建設しようとしておりました新中核病院整備事業について、(公立学校共済組合)本部の方から一度中断するというご報告がありました」 新しい中核病院の整備計画は、公立学校共済組合が、四国中央病院と現在休診している三島医療センターを統合し、2028年度前半に開業する予定で準備を進めていました。 市によりますと、11月下旬、組合本部から市に対し、四国内の医師不足に加え物価や人件費の高騰などで病院経営が悪化し、事業の見直しをする旨の連絡があったということです。 これに対し市は、予定通りの開業を強く求めると共に、財政面など必要な支援を検討していく考えを示しています。 組合は、開業時期については計画通りとしているものの、事業内容については検討中としていて、当初計画している2028年度前半のスタートは不透明な状況となっています。