無人の店舗展開を見据え、Pepperだらけの携帯ショップがオープン
商品受け渡しまでの時間はクルーがいるショップと同程度
今回、表参道のショップを任されたのは、ソフトバンクロボティクスが昨年11月に発売したビジネス用途向けPepper「Pepper for Biz」。インストールした「ロボアプリ」の内容を変更・追加することで、小売業や製造業など、それぞれの職場に合った仕事を任せられる。たとえば、小売業なら受け付けや呼び込み、商品紹介といった接客サービスが提供可能という。 Pepperだけの店舗は、ソフトバンクでも初の試みだ。同社の広報担当によると、受け付けから契約、商品受け取りまでに要する時間は、状況にもよるが店員のソフトバンククルーがいるショップとおおむね同程度だ。 使用するPepperは10台で、各フロアに配置するPepperの台数は、必要に応じて調整される模様。7日間で得られた結果を今後の開発に生かすという。 これが未来の店舗なのか。1階のPepperに、「こんにちは」と話しかけてみたが、返事はなかった。いろいろと質問を用意していたので、少し残念な思いがした。 (取材・文:具志堅浩二)