建築家の隈研吾さんが輪島市視察 復興アドバイザー就任
建築家の隈研吾さん(69)は7日、能登半島地震で甚大な被害が出た輪島市を訪れ、大規模火災が発生した観光名所「朝市通り」などを視察した。坂口茂市長らと意見交換も行い、市の復興まちづくり特別アドバイザーに就任した。 隈さんは町並みや建築のデザインなどを助言する予定。「日本にとって輪島は宝。形だけでなく生活も含めての復興が必要だ」と語った。 坂口市長は「知見や感性を生かしたアドバイスをもらえたら」と期待を寄せた。 昨年、市が公募した新図書館整備事業で、隈さんが主宰する事務所が設計候補者に選定されたが、地震の影響で整備は延期された。