パパになった小島よしお、自身のネタでもある「比止(ピーヤ)」に込めた息子への想いとは
沐浴中はオキシトシン分泌しまくり! いとおしさ増し増しに
――初めてづくしの育児だと思いますが、印象的だったことは? 小島 沐浴ですね。赤ちゃんの首を支えながら体を洗ってると、いとおしさが爆発します! 愛情ホルモンといわれているオキシトシンがドバドバ出まくってる感じです。小さい息子を抱っこひもで初めて抱っこしてスーパーへ行ったときも、胸元でスースー寝息を立てながら寝ている姿を見てキュンキュンしちゃいました。 ――苦戦していることはありますか? 小島 ミルク作りは紆余曲折ありました。初めはお湯で作ってそれを流水で冷ますというストロングスタイル(笑)ですごく時間がかかってました。そしてその後にボウルに保冷剤を入れればいいんだとなり時間短縮だ!と喜んでましたが、その後赤ちゃんに飲ませてもいい水で割ればいいらしいと聞きつけ今はそこに落ち着いています。僕はミルクがダマにならないようにかき混ぜるのが下手なので今の課題です。 ――生後1カ月を過ぎたころから、3人でのお出かけも増えましたか? 小島 そうですね。お祝い着をまとってお宮参りへ行ったり、ランチしたり、川沿いをお散歩したりしています。先日、ショッピングモールへ行ったのですが、赤ちゃんが寝転べるベビースペースや授乳室があるほか、ベビーカー移動がしやすいバリアフリーになっていたので、安心して過ごせました。 妻は、息子と2人で東京・武蔵小杉へ出かけたとき、「知り合いでもない自分たちに、先輩ママさんたちが親切に接してくれてすごくうれしかった」って言ってました。
人生のモットー「ピーヤ」は育児でも取り入れています
――出産後のママの様子はいかがでしたか? 小島 ホルモンバランスの乱れからか、夜になるとよく泣いていることがありました。「なんかわからないけど涙が出てきちゃう」って。改善策を探っていたら、授乳中でも摂取できるサプリメントがあって、試しに飲み続けていたら1カ月後には落ち着いていました。 区が提携している産後ケア施設を利用させてもらい、リフレッシュできたのもよかったです。生後2カ月後あたりでは産後ケアホテルも利用させてもらいました。産後ケアがもっと盛り上がるといいなと思っています。 ――『ひよこクラブ』の表紙撮影で、読者モデルの赤ちゃんのママ・パパにも「夜はどれくらい寝てくれますか?」「湿疹出ました?」など積極的に話しかけている姿が印象的でした。 小島 自分でもできるかぎり調べていますが、情報の引き出しはたくさんあったほうがいいと思っているんです。あと、育児トークって、経験値があるからすごく話が弾むんですよね。僕は“取りあえずやってみる派”ですが、妻は“慎重派”なので、何かあったときは、「こうしたほうがいいよ」じゃなくて「こういう方法もあるみたいだよ」とプレゼンテーションして、妻がいちばん安心できるタイミングと方法を選び取る準備を整えることに徹しています。 あとは、妻の1人時間を作ることも考えていて。首がすわったら、僕の仕事現場に息子を連れて行って、シッターさんに面倒を見てもらえたら…なんていう計画も立て始めています。それも、先輩芸人さんがそうしているのを見て、いいなーって思ったんです。 ――最後に、息子さんにはどんな子に育ってほしいですか? 小島 僕が人生で大切にしている言葉が「ピーヤ」。漢字にすると「比止」で、これは“比べるのをやめよう”という意味。…えっと、正直いうと後づけなんですけど(笑)、人と比べて喜んだり落ち込んだりするのってよくないと思っているのは本当で、育児でも意識していることの一つ。息子は、人の気持ちがわかるやさしい子に育ってくれれば、もうそれでいいです! お話/小島よしおさん 取材・文/三宅桃子、たまひよONLINE編集部 このインタビューの数日後、足を骨折してしまった小島さん。そんなアクシデントのあとも、各地で開催されたイベントではいつもの海パンにギプスを装着して「そんなの関係ねぇ! はい、オッパッピー!」を披露し、会場を盛り上げていました。 プライベートでは、オリジナルソングであやしたり、ミルク作りに苦戦したり。新米パパとしての奮闘ぶりのほか、新米ママへの思いやりも垣間見られるインタビューでした。