横浜市「敬老パス」 運転免許返納で3年負担ゼロ 地域交通に拡充へ
tvkニュース(テレビ神奈川)
路線バスや地下鉄を利用するときに使用できる「敬老パス」について、横浜市は、75歳以上のドライバーが運転免許証を返納した場合、パスの負担金を3年間無料にする方針をとりまとめました。 横浜市の「敬老パス」は、70歳以上で希望する市民が所得などに応じて、年間最大2万500円の負担金を払えば、市内の路線バスや市営地下鉄などが乗り放題となる仕組みです。 複数の関係者によりますと、市がまとめた案では、来年4月以降に、75歳以上のドライバーが運転免許証を返納すれば、「敬老パス」の負担金が、10月から3年間無料になるということです。 また、地域交通の支援拡充として、日常の買い物などで使う乗り合いバスなどで「敬老パス」を提示すれば、半額程度の割引運賃で乗車できるようにするということです。 交通事業者へは参入のために、市が車両費などに補助金を給付するといいます。 これらの「敬老パス」の見直しによって、市の負担は、およそ4億8000万円と試算されているということです。 「敬老パス」をめぐり、山中竹春市長は、「75歳以上の自己負担ゼロ」を公約として掲げていましたが、結論は先送りとなりそうです。
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