60歳代のおひとりさま【貯蓄額&年金月額一覧表】貯蓄100万円未満はどれくらいいるのか
2023年12月に公表された厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金の平均受給額は5万円台、厚生年金は14万円台でした。 【円グラフ&一覧表】60歳代「ひとり世帯の貯蓄額」と「厚生年金・国民年金月額」はいくら?(出所:金融広報中央委員会など) 少子高齢化の現代において、「年金だけ」で生活するのは、おひとりさまでも、夫婦であっても厳しい家庭が今後増えていくと考えられるでしょう。 60歳代で働く方も多いですが、仕事による収入、年金による収入にあわせて重要となるのが「貯蓄」です。60歳代までにまとまった貯蓄を保有することが大切でしょう。 貯蓄額の目標を立てる際に目安となるのが、同年代の貯蓄額です。 自分と同年代の周囲がどれくらい貯蓄を保有しているかを知ることで、具体的な貯蓄の目標金額を決めやすくなるでしょう。 今回は金融広報中央委員会の資料をもとに、60歳代・単身世帯の貯蓄額をみていきます。 ※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【60歳代・おひとりさま】貯蓄100万円未満は何パーセントか
60歳代・単身世帯で「貯蓄100万円未満」を達成している人はどれくらいいるのでしょうか。 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」より、60歳代・単身世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。 ●【60歳代・ひとり世帯】の貯蓄100万円未満の割合 ・8.0% ●【60歳代・ひとり世帯】の貯蓄100万円未満の割合(ゼロ含む) ・36.5% ●【60歳代・ひとり世帯の貯蓄額】平均と中央値 ・平均:1388万円 ・中央値:300万円 貯蓄100万円未満は1割未満、貯蓄100万円未満でみると約3割強となりました。
【60歳代・おひとりさま】貯蓄保有世帯のみの平均と中央値はいくらか
次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。 ●【60歳代・ひとり世帯】の貯蓄100万円未満の割合 ・11.1% ●【60歳代・ひとり世帯の貯蓄額】平均と中央値 ・平均:1960万円 ・中央値:950万円 貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄100万円未満は11.1%。 最も多いのは3000万円以上で23.6%でした。 平均は1900万円を超え、中央値は900万円を超えました。