24日(火)にかけて冬型強まる 日本海側を中心に大雪やふぶきに警戒 年末年始も大雪予想で帰省時の交通乱れるおそれも
21日(土)夜から24日(火)夕方ごろにかけて、強い冬型の気圧配置が続く見通し。日本海側を中心に警報級の大雪となるおそれがある。大雪、路面の凍結、吹き溜まりによる交通障害などに警戒が必要。また、年末年始も再び大雪となり、帰省やUターン時には交通機関が大きく乱れるおそれがある。
雨は次第に雪へ変化 大気の状態は不安定に
21日(土)は日本付近を低気圧が通過している。この低気圧に向かって、南からこの時季としては暖かい空気が流れ込んでいる影響で、雪ではなく雨の降っている所が多くなっている。
ただ、低気圧が東へ抜けたあとは次第に西高東低の冬型の気圧配置が強まりそう。21日(土)夜から上空には強い寒気が流れ込み、日本海側の雨は雪に変わって山沿いでは雪の降り方や風が強まる見通しだ。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要。
降雪量は120センチ超え予想 平地も積雪増加
22日(日)になると山陰から北日本の日本海側を中心に雪が降ったりやんだりで、大雪となる所もありそうだ。風も強く、局地的にはふぶきとなるおそれがある。また、紀伊山地や東海、関東甲信北部の山沿いにも雪雲が流れ込みそう。 強い冬型の気圧配置は週明け23日(月)、さらには24日(火)夕方ごろにかけて続く見通し。北陸や北日本では、平地でも積雪が急増するおそれがある。
24日(火)午後3時までの72時間に降る雪の量は、多い所で北陸、岐阜県山間部、長野県と群馬県の北部、東北で120センチ以上が予想されている。西日本の山沿いでも降雪量が多くなり、積雪が増えそうだ。 24日(火)夜、クリスマスイブには大雪のピークを越えて、降り方が弱まる見込み。
年末年始も大雪予想 交通機関乱れるおそれ
気象庁からは、22日(日)から23日(月)にかけて、山陰から東北の広範囲で警報級の大雪となる可能性があると発表されている。大雪、路面の凍結、吹き溜まりによる交通障害などに警戒が必要。また、着雪による停電、なだれ、屋根からの落雪や除雪作業中の事故などにも注意してほしい。
なお、気象庁からは28日(土)ごろからの約5日間も、山陰から東北の日本海側、岐阜県山間部、長野県と群馬県の北部で降雪量がかなり多くなる可能性があると発表されている。年末年始にかけても大雪となり、帰省やUターン時には交通機関が大きく乱れるおそれがあるため、今後も最新の情報に注意が必要だ。 (気象予報士・鈴木悠)