下院議長、移民対応で圧力 国境視察、バイデン氏批判
【ワシントン共同】米共和党のジョンソン下院議長は3日、中南米から不法移民が押し寄せる南部テキサス州のメキシコ国境地帯を視察した。バイデン民主党政権の移民対策を批判し、厳しい取り締まりを求めて圧力をかけた。流入する不法移民は過去にない数となっており、対応は11月の大統領選で争点の一つになる。 共和党が多数を占める下院国土安全保障委員会は3日、移民対策に失敗したとしてマヨルカス国土安全保障長官の弾劾訴追に向けた公聴会を10日に開くと発表した。弾劾訴追されても有罪となる可能性は低いが、政権の無策ぶりを国民に訴えるのが目的とみられる。