山陰線石見津田―益田間を当面運休へ 大雨で地盤や沿線斜面に亀裂 JR西日本発表
JR西日本は3日夜、山陰線石見津田―益田間を当面運休すると発表した。1、2日の大雨で線路の地盤や沿線の斜面に亀裂が入ったため。4日は車両などのやりくりがつかないため、浜田―益田間を終日運休。5日から代行バスを走らせる方向で検討している。 【写真】沿線の斜面や地盤に亀裂が入った山陰線の線路(JR西日本提供) 同社中国統括本部によると、JR係員が2日午後8時20分ごろ、益田市遠田町で線路の異常を発見。3日の調査で長さ35メートルにわたって地盤や斜面に亀裂が入り、線路がゆがんでいることが分かった。大雨で地盤が緩んだとみられる。現場区間は2日始発から運休していた。 益田市内では、1日午後1時~2日午後4時の合計降水量が191・5ミリに達し、11月の平均降水量(96・5メートル)の2倍近くになっていた。
中国新聞社