原爆小頭症、78歳を祝う 「きのこ会」広島で誕生会
1945年の広島、長崎への原爆投下時に母親の胎内で強力な放射線を浴び、脳や体に障害がある「原爆小頭症」の被爆者と家族らでつくる「きのこ会」が22日、広島市内で誕生会を開き、小頭症の当事者が78歳を迎えたことを祝った。 誕生会にはオンラインも含め出席した当事者6人と、家族や支援者らも参加した。冒頭、亡くなった当事者らに黙とうをささげた。兄が小頭症の長岡義夫会長(75)は「これからも元気で楽しく生きてください」とお祝いの言葉を贈った。 当事者はケーキのろうそくの火を吹き消し、近況報告では編み物をしたり、作業所に通ったりしていると語った。