28年ぶり記録に王手を懸けて約3カ月 J1アビスパ福岡、イラン人FWシャハブ・ザヘディが復活「そこに向けてできることはやりたい」
J1アビスパ福岡が11月3日、ホームのベスト電器スタジアム(福岡市)で柏と対戦する。10月4日の名古屋戦で右脚に違和感を訴えて離脱していた元イラン代表FWのザヘディが同30日の練習に完全合流。8月10日札幌戦以来のゴールへ「コンディションは良くなった。期待しておいて」と自信をみなぎらせた。 ■相手頭部が顔面に…痛々しい姿でピッチに立つウェリントン【写真】 3月に加入した元イラン代表のザヘディはチーム最多の9得点。しかし7月以降は2得点と調子を落としていた。欧州でのプレー期間が長く、日本の夏の厳しい暑さに「キャリアの中でも本当に厳しい時期だった」と夏バテ気味だったことを明かす。過密日程による疲労の蓄積もあったが、負傷を機に「十分に休めた」と復活宣言した。 あと1点取れば、クラブの外国人選手として1996年のトログリオ以来28年ぶりとなるJ1リーグでの2桁得点に到達する。「アビスパの歴史の一部になれるのはすごく光栄。そこに向けてできることはやりたい」と意欲十分。ウェリントンが累積警告で出場停止になる次節、期待の点取り屋が本来の姿を取り戻す。(末継智章)
西日本新聞社