もう見たくない…。マンチェスター・ユナイテッドで嫌われすぎた選手6人。まさか…。サポーターを激怒させた男たち
そのクラブに全てを捧げて、引退後もサポーターから熱烈な支持を受けるレジェンドと呼ばれる選手もいれば、移籍、給与、言動などが原因でサポーターから歓迎をされない「嫌われた選手」もいる。今回は、様々な理由からマンチェスター・ユナイテッドで嫌われた6人の選手を紹介する。
FW:ジェイドン・サンチョ(ボルシア・ドルトムント) 生年月日:2000年3月25日 マンチェスター・ユナイテッド通算成績:82試合12得点6アシスト マンチェスター・シティの下部組織で育ったジェイドン・サンチョは、2017年にボルシア・ドルトムントへ移籍すると、17歳でブンデスリーガデビューを飾り、2019/20シーズンには17得点16アシストの大暴れで、世界的に注目される若手となった。紆余曲折の末、2021年夏に8500万ユーロ(約119億円)の移籍金でマンチェスター・ユナイテッドに加入している。 しかし、プレミアリーグ1年目は、29試合に出場して3得点3アシストという期待を裏切る結果に終わると、2年目は負傷離脱した時期があるものの、6得点3アシストどまりだった。 ここまでは、巨額移籍金に活躍が見合わないビッグネームというよくある話だが、3年目にトラブルが起きた。昨年9月、練習中のプレーを問題視したエリック・テン・ハフ監督が登録メンバーからサンチョを外すと、選手本人がSNSで反論。これを重く見たクラブは、規律違反でチームから“干した”。 サンチョは、1月の移籍市場で古巣のドルトムントにレンタルで加入した。完全移籍オプションなどが付いていないレンタルだが、本人はユナイテッドに復帰する意思がないとも言われている。ファンの望みはもはや、できるだけ高く売却することだけとなっている様子だ。
FW:カルロス・テベス 生年月日:1984年2月5日 マンチェスター・ユナイテッド通算成績:99試合34得点14アシスト 元アルゼンチン代表のカルロス・テベスは、2007年にウェスト・ハムからのレンタルでマンチェスター・ユナイテッドに加入した。ウェイン・ルーニーやクリスティアーノ・ロナウドといった仲間とともに超豪華な攻撃陣を形成し、在籍した2シーズンでプレミアリーグ2度の優勝に加えて、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇も成し遂げている。 ユナイテッドは、ピッチ上で結果を残したテベスと長期契約を交わす意向だったとされているが、2009年の夏に周囲の期待を裏切り、同じ街のライバルであるマンチェスター・シティと契約を交わした。当時のシティはUAE資本が入ったところで、ファンからすれば、「カネに目がくらんだ」ように映ったはずだ。 テベスがさらに悪者になったのは、シティが2011/12シーズンのプレミアリーグを制した後だった。パレードで「R.I.P. FERGIE(ファーガソン、安らかに眠れ)」と書かれたボードを掲げ、古巣の名将を嘲笑した。これは、2009年にサー・アレックス・ファーガソン監督が「自分が生きている間にシティに負けることはない」と発言したことに対する皮肉だったとのことだが、のちにシティがクラブとしてファーガソン監督に謝罪をする事態に発展している。 行き先々で結果を残してファンのハートをつかんだテベスだが、ユナイテッドでは結果を残しながらもファンの憎悪の対象になった。