冬アニメ何みてた? フリーレン、薬屋以外も粒ぞろいだった24年冬アニメ3選
冬アニメは『フリーレン』『薬屋』の2クール目だけではなかった
2024年冬に始まったアニメも多くが完結しました。始まる前こそ、2023年秋から続く『葬送のフリーレン』や『薬屋のひとりごと』といったヒット作の2クール目が話題をさらい続けるかと思われましたが、『ダンジョン飯』を筆頭に冬アニメも話題作が生まれ、いつも通り楽しいアニメライフを過ごせた人も多いでしょう。 【画像】目のやり場に困る… これが地上波放送が心配された、悪の女幹部です
今回はそんな冬クールのアニメから、筆者が選ぶ、当初の想像以上に楽しませてもらった3つの作品を挙げてみます。
●『ゆびさきと恋々』 『ゆびさきと恋々』は聴覚障がいのある大学生の糸瀬雪と、世界を旅する先輩の波岐逸臣によるラブストーリーです。本作については森下suu先生による原作マンガ自体がさまざまなマンガ賞で評価されていただけに、アニメ化に際しても期待を高めていた人もいたでしょう。そして、それを超えるクオリティに喜んだのは筆者だけではないはずです。 本作の大きな特徴となる手話はもちろんですが、丁寧な絵柄でテンポよく展開する恋愛模様に惹かれ、自然と雪を応援した人も多いのではないでしょうか。原作マンガはまだデザート誌上で連載中ですが、アニメの続編にも期待しましょう。
●『勇気爆発バーンブレイバーン』
冬クールは『ぽんのみち』や『月刊モー想科学』、『明治撃剣-1874-』、『メタリックルージュ』『ぶっちぎり?!』などオリジナルアニメがそれぞれに個性を爆発させたクールでしたが、なかでも評判を呼んだのがロボットアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』です。衝撃展開の第1話に始まり、インパクトのあるオープニングやエンディング、そしてアクの強いブレイバーンのキャラクターなどキャッチーな要素がてんこ盛りでした。 中盤からはSF的な要素も強くなりながらも、合体パワーアップや「黄金に光る」などロボットアニメとして「美味しい」要素はきっちり外さず、最後まで話題に事欠きませんでした。アニメ制作界隈では「ヒットが見込めないオリジナルアニメは企画が通りづらい」という話がたまに聞かれますが、そんな評判を吹き飛ばす話題作となりました。