オークス馬チェルヴィニア（左）と桜花賞馬ステレンボッシュが再激突

［ＧⅠ秋華賞＝２０２４年１０月１３日（日曜）３歳牝、京都競馬場・芝内２０００メートル］ 【秋華賞登録馬】 　第２９回ＧⅠ秋華賞（１０月１３日＝京都芝内２０００メートル）の登録馬が発表された。 　主役を務めるのはオークス２着以来となるステレンボッシュ。直線は内からうまくさばいて一旦は先頭に立ったが、外からチェルヴィニアの強襲に遭って２着。デビュー以来、連対を外しておらず、阪神ＪＦ２着、桜花賞１着と実績は最上位。牝馬２冠へ向けて早めに栗東へ入厩して調整に抜かりはない。 　同じく牝馬２冠を狙うのがチェルヴィニア。桜花賞こそ１３着に敗れたが、主戦のルメールが落馬負傷でムルザバエフへの手替わりの影響もあった印象。巻き返したオークス同様、ステレンボッシュとの一騎打ちムードが漂う。 　割って入るなら秋初戦のローズＳを快勝したクイーンズウォーク。馬体重の増減はなかったが、落ち着き払ったレースぶりで鞍上の川田が組み立てを褒めたように心身ともにひと夏を越しての成長は顕著だった。オークス（４着）では上位２頭との力量差を感じたが、その差は縮まっているはずで本番での逆転に望みを託す。 　紫苑Ｓを１分５６秒６の驚異的なレコードで制したクリスマスパレード。芝で敗れたのはフローラＳ（４着）のみでまだ底を見せていない魅力がある。レコードの反動さえなければ。 　ローズＳ３着のセキトバイーストは再びマイペースの逃げがかなって後続がけん制し合うようなら怖い。ほかにもフローラＳを制しているアドマイヤベル、紫苑Ｓ２着ミアネーロ、同３着ボンドガールもひと脚は確実に使えるタイプで混戦になれば出番がありそう。