アウディ、次世代コンセプトEV発表…775馬力ツインモーター搭載で航続700km
アウディは、次世代コンセプトEV『Eコンセプト』を中国で発表した。このモデルは、中国市場を視野に入れた先進的な設計と高性能を特徴としている。 アウディの次世代コンセプトEV
ボディサイズは全長4870mm、幅1990mm、高さ1460mmのスポーツバックタイプのEVだ。新開発の「Advanced Digitized Platform」を採用し、完全電動化と洗練されたエクステリアデザインを実現している。
パワートレインは、前後アクスルに配置された2つの電気モーターが合計775hpの出力と800Nmのトルクを発生。アウディ伝統の四輪駆動システム「クワトロ」と組み合わせることで、0-100km/h加速は3.6秒という高性能を達成している。
バッテリー容量は100kWhで、中国の燃費測定基準CLTCに基づいた航続距離は700kmに達する。さらに、800ボルトアーキテクチャによる超高速充電システムを採用。10分の急速充電で370km以上の走行が可能となり、従来の内燃機関車と同等の利便性を実現している。
Eコンセプトの外観デザインは、中国の顧客向けにカスタマイズされている。ミニマリストでありながら印象的な外観は、滑らかな丸みを帯びたホイールアーチと自信に満ちた全周型ライティンググラフィックが特徴だ。
インテリアは、アウディの伝統的な快適性とシームレスなテクノロジーの統合を重視。4K曲面タッチディスプレイやデジタルサイドミラーなど、最新のテクノロジーを搭載しつつ、木材やマイクロファイバーを用いた照明付きドアパネルなど、自然素材と先端技術の融合も図っている。
また、中国特有の高度な運転支援機能も採用。高速道路や混雑した都市交通、自動駐車など、様々な状況で安全でリラックスした運転体験を追求している。
レスポンス 森脇稔