桑井亜乃レフェリー、女性で初めてラグビーリーグワン公式戦の主審に…22日、狭山―昭島戦で「新たな歴史をつくれることをうれしく」
ラグビーリーグワンで桑井亜乃レフェリー(35)が、女性で初めて公式戦の主審を務めることが20日、わかった。 桑井さんが担当するのは22日に栃木県足利市の足利ガスグラウンドでリーグワン3部開幕節の狭山―昭島戦。 桑井さんは北海道出身で、中京大まで陸上競技で活躍したあとでラグビーを始め、16年リオデジャネイロ五輪に選手で出場。引退後にレフェリーに転向し、今年7月のパリ五輪で7人制ラグビー女子のレフェリーを務め、「選手とレフェリー両方での五輪出場」という世界初の偉業を達成。今季は女性として初めてリーグワンのパネルレフェリー(担当レフェリー団)入りしていた。 レフェリーとしての信条を「強く美しく」という桑井さんは、本紙の取材に「リーグワンでまた新たな歴史をつくれることをうれしく思います。パネルレフェリー14名の1人として成長し続けること、そして女性レフェリーが自然と続いていけるような道を作れたらと思います。選手がノンストレスな試合になってもらえるように私自身努力し続けます。いろんな方々に、レフェリーもアスリートだということをグラウンドで感じてもらえたらうれしいです」とコメントした。
中日スポーツ