母が亡くなって1ヶ月。クレジットカードの請求がありましたが、銀行口座は凍結されています。どうすればいいですか?
契約者死亡によるクレジットカード解約時の注意点
クレジットカードの契約者死亡に伴う、解約時の注意点は以下のとおりです。 ●債務はなくならない ●家族カードも解約扱いになる ●貯めたポイントやマイルは失効扱いになる可能性が高い 以下で、注意点別に内容を解説します。 ■債務はなくならない クレジットカードの契約者が死亡して解約手続きを行ったとしても、債務がなくなることはありません。クレジットカードを利用していなくても年会費などの請求が残っている場合は、利用代金明細書などが登録住所宛てに届きますので、配偶者や親族が速やかに対応してください。 「契約者は死亡しているから支払わなくてよいだろう」と考えるのは、危険です。支払い遅延の日数分だけ遅延損害金が発生し、総支払額が増えてしまいます。 ■家族カードも解約扱いになる クレジットカードの解約に伴い、追加で発行した家族カードやETCカードなども使用できなくなります。家族の名義だったとしても、本会員カードにひも付いている以上は解約扱いとして処理されるからです。 ■貯めたポイントやマイルは失効扱いになる可能性が高い クレジットカード会社によって対応が異なるため一概には言い切れませんが、貯めたポイントやマイルは失効扱いとなる可能性が高いです。もし相続が可能だったとしても、手続きに期限を設けている場合があるため注意してください。
クレジットカードの契約者が死亡した際には速やかに解約手続きを行おう
クレジットカードの契約者が死亡しても、解約手続きを行わなければ契約が継続します。死亡した家族のクレジットカードが見つかった場合は、速やかに解約手続きを進めてください。 なお、契約者が死亡しても利用金額や年会費などの支払い義務は残るため、配偶者や親族にて対応するしかありません。「支払わなくても問題ないだろう」と放置して遅延扱いになると、遅延損害金が発生するため注意が必要です。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部