PK失敗→美しいFKから決勝弾。FC東京戦でハプニングを乗り越えて大仕事をやってのけた“百戦錬磨の大迫勇也”が明かす最大の勝因
PKの場面は「滑りましたね」
2024年3月9日、神戸がFC東京に2-1と逆転勝利を収めた。74分にFKから見事な決勝弾を突き刺したのが、大迫だ。8分にPKを外していたエースがその失敗を取り返すような形でFKから美しいシュートを蹴り込んだのである。 【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開! 試合後、大迫は「迷惑をかけたので(決まって)良かったです」とコメント。「迷惑をかけた」というのは、PKの失敗を指すのだろう。そのPKについては次のように話していた。 「滑りましたね。キーパーの逆はつけていたんですけど、反省しないといけないです。芝はかたくて滑りやすかったです。ただ、そこを言い訳にはできないので。(またPKのチャンスがあれば)責任を持って蹴りたいです」 ちなみに、直接FKの練習は昨年からしているという。 「練習して(ゴールに)入るようになったので、これは練習を続けていくべきだなと」 この日のFK弾はまさに練習の賜物なのだろう。PK失敗のハプニングを乗り越えて、勝負どころで大仕事をやってのけるあたり、百戦錬磨の大迫勇也である。 そんな大迫はまた、FC東京戦の最大の勝因をこう語っている。 「0-1になってからのリアクションが素晴らしかった。チームとしてもう一回パワーを出せましたし、それが最大の勝因だったと思います」 パワーを出せたチームの頑張りを勝利に繋げたのが大迫である。ここぞという場面で決定的な仕事ができるのは、さすがというしかない。 取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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