紅麹の培養タンクに「青カビ付着」 現場から報告も品質管理担当者「ある程度は混じる」問題視せず 小林製薬・サプリ健康被害
小林製薬の紅麹原料を使ったサプリをめぐる健康被害問題で、「事実検証委員会」による調査に対し現場の担当者が、「紅麹の培養タンクに青カビが付着していた」と答えていたことがわかりました。 小林製薬は、弁護士による「事実検証委員会」を立ち上げサプリの品質管理体制に問題がなかったかなどを調査していました。 委員会がまとめた調査報告書は、製造ラインの品質管理業務について人出不足の状況の中、現場任せの体制となり本社が的確に実態を把握していなかったと指摘しました。 また、健康被害の原因であるかは不明としたうえで、委員会の聞き取りに対し大阪工場の従業員が「紅麹を培養するタンクのふたの内側に青カビが付着していた」と答えたと明らかにしました。 青カビの付着について報告を受けた品質管理担当者は「青カビはある程度は混じることがある」と回答したということです。
ABCテレビ