鍋を囲んで楽しめるようなオフラインマルチの魅力をもう一度!ローグライトアクションゲーム『Heroic Syndrome』プレイレポ&開発者インタビュー【デジゲー博 2024】
11月3日、東京・秋葉原UDXにてインディーゲーム展示会「デジゲー博 2024」が開催されました。本記事では、同イベントで出展されたマルチプレイ対応のローグライト戦略アクションゲーム『Heroic Syndrome』について、開発チーム「A9機関」へのインタビューを交えたプレイレポートをお届けします。 【画像全10枚】
協力プレイや時に裏切りも!「鍋を囲んで楽しめる」ようなゲーム体験
『Heroic Syndrome』は、5日間にわたって毎日変化するステージで、クエスト攻略を繰り返しながらボスへの挑戦を目指すローグライトアクションゲーム。プレイヤーは最初の4日間で装備やステータスを強化し、最終日にボスと戦います。このセットを何度も繰り返し、最終ボスに勝利することでゲームクリア。各ステージは1日間15分に設定されており、ボス攻略まで最大で75分間の対戦を楽しむことができます。
本作は「仲間同士で鍋をつつき合って楽しむことができる」ような4人までのオフラインマルチプレイを理想として設計されていますが、オンラインマルチプレイやソロプレイも可能となっているとのこと。
ステージには各種ギミックが配置されており、ボタンの長押しやQTE(クイックタイムイベント)といった条件をクリアすることで、ショットガンなどの強力なウェポンが手に入ります。ただし、ギミックの操作中に敵から攻撃を受けると、ギミックの攻略は最初からやり直しになってしまうため、仲間を援護するゲームプレイが必要となります。
手に入れたウェポンは奪い合うこともできるほか、フレンドリーファイアが可能となる設定も実装中とのこと。協力的なゲームプレイだけでなく、仲間同士でゲームの「一番オイシイ部分」を奪い合うことのできるパーティ要素も含まれています。
「オフラインならではの魅力」を追求した一年間
開発チーム「A9機関」によると、本作の制作には6年以上の期間を費やしているとのこと。「オフラインマルチプレイの魅力を伝えたい」という思いから、3人チームでの開発がスタートしたそうです。当初は『ピクミン』とカードゲームを融合したような緻密なゲームメカニクスを考案していたことですが、「もっと自分たちの想定から外れたオリジナルのゲーム体験を味わえるほうが面白いのではないか」と考え、1年前から現在の「短くてパーティ要素の強いゲーム」へとコンセプトを変更していったとのこと。
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