障がいがあっても「性行為は楽しい」。20代前半のカップルが“教育の必要性”を訴えた動画、3000万回再生され話題に(海外)
とある20代のカップルが、SNSで注目を集めています。下半身麻痺(マヒ)を抱えるネーブン・ハートさんと、パートナーのアンバー・コグビルさんは、TikTokに性行為について説明した動画を投稿。“教育の必要性”を訴えた動画は、約3000万回再生され、反響を呼びました。 【動画】下半身麻痺(マヒ)を抱えるネーブン・ハートさんと、パートナーのアンバー・コグビルさん
ーー「同じ経験をしている人に知識を共有したい」
ネーブンさんは2年前にバイクの事故で脊髄を損傷。胴体の中央あたりに位置する第6胸髄より下を動かすことができず、感覚もないといいます。 2人はTikTokを開設し、障がいに関するフォロワーからの疑問に答えたり、何気ない日常の様子などを発信したりしています。現在は、約55万人のフォロワーを抱える人気インフルエンサーです。 なかでも反響を集めたのが、麻痺(マヒ)を抱える人の性行為について説明した動画。投稿をした理由として、アンバーさんは「同じ経験をしている人に知識を共有したいから」だと、冒頭で説明しました。 “教育の必要性”を訴えた動画は、約3000万回再生され、注目を集めています。
ーー投稿に寄せられたのは、多くの感謝の声
動画内で2人は、性行為をする上で注射薬や補助器具を活用していると明かしました。ネーブンさんは麻痺で下半身の感覚がないため、まずは陰茎に注射薬を打ち、硬直させるのだそう。 続いて、体位の話題に。「麻痺を抱えていると、ただ横たわっているだけと思う人もいるだろうけど」と前置きした後、「Intimate Rider(インティメイト・ライダー)」と呼ばれるイス型の補助器具を紹介しました。 このイスは、体が不自由な人向けにデザインされたもの。座っている人が頭を動かすと、座面が前後に動くため、麻痺があっても積極的に性行為に参加できます。 この投稿には、多くの人々から感謝の声が寄せられています。 ユーザー①「この話は当事者だけじゃなく、いつか恋人になるかもしれない人にとっても大切。障がいが、壁にならないようにするためにね」 ユーザー②「みんなが気になっていたけど聞きづらかった疑問。打ち明けてくれてありがとう」 ユーザー③「私は看護師です。ありがとう。この動画を他の人にも勧めますね」