11月も中頃になりましたが、秋の紅葉が遅れています。 高知県香美市の紅葉スポット・べふ峡では、例年よりも葉の色づきが遅れていて、地元の人たちが気をもんでいます。 物部川の源流域にある香美市のべふ峡は、県内有数の紅葉の名所として知られ、石灰岩の白と鮮やかな紅葉のコントラストが特徴です。例年なら11月初めごろには見頃となる紅葉ですが、今年はいまだに緑の葉が多く見られ、赤く色づく時期が遅れています。 地元の人によりますと、今年は例年よりも2週間以上紅葉が遅れていて、現在は6割ほどが赤く色づきはじめたということです。紅葉の条件と考えられる最低気温が8度を下回る日が少ないためで、地元では葉が色づく前に落ちてしまうのではないかとやきもきしていました。 ここ数日でようやく葉の色づきが進みはじめましたが、見頃が遅れたことで今年は紅葉を楽しめる期間が短かくなるかもしれません。 べふ峡の紅葉は11月18日以降が見頃になりそうで、地元では週末に臨時の出店を出すなど観光客を迎えることにしています。