中学受験のメッカ、吉祥寺は自由が丘に比べて「ガツガツしてない」 塾激戦区に通わせる保護者のリアルな声【座談会】
「ガツガツしてない」のが吉祥寺の中学受験
司会:今、「ガツガツしていない」とおっしゃいましたが、Bさんの息子さんは難関校に合格されていますよね。ガツガツしていないと入れない学校にも思えますが。 Bさん:うちは小学4年の時の第一志望が2月1日入試の桐朋でした。四谷大塚偏差値偏差値56で中堅校。たまたま偏差値が上がったので、もう少し難易度の高い学校に進学したまでですよ。 Aさん:わかります。SAPIXのママたちもそこまでガツガツしてないように感じます。うちの子よりもっと上のクラスは違うのかもしれませんが。 Cさん:栄光ゼミナールや日能研もにぎわっているし、他にも中小や個人経営で中堅校対策の塾も多くありますよね。アテナ進学ゼミみたいな地元密着の老舗塾もあります。早稲田アカデミーのママたちも「自分の子どもに合う学校がいいわ」という感じですね。 Aさん:自分自身が中学受験経験者で、いろいろな情報を持っているママも多いです。そうなると渋いところを狙いますね。先ほど出てきた桐朋とか、富士見とか。派手さがなく、知名度もそこまで高くないけれど、堅実な学校が好き。決して、最近はやりの「国際」がつく学校じゃない(笑)。 Cさん:あと吉祥寺は、駅ナカのお店やコンビニが多いから、お弁当も作らなくていいのが助かりました。メンチカツで有名な「吉祥寺 さとう」で買い食いもできて、姉弟も楽しかったみたいです。 Aさん:あのメンチカツ、うちの子も好きです! 司会:ありがとうございます。みなさんの吉祥寺愛がよくわかりました。
座談会を終えて
吉祥寺は学生の街という一面もあり、派手派手しさがなく、落ちついた雰囲気があり、小学生でも比較的通いやすい。今回、集まったママたちも、みな理知的で華美さはなかった。今、子育て世帯がどんどんと都心に移住しているという情報もあり、東京の西地区の吉祥寺が今後どうなっていくか注目したいところだ。
ダイヤモンド教育ラボ編集部