三重県チーム、20位台目指す 全国都道府県女子駅伝12日号砲、中学生区間が鍵
皇后杯第43回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会は12日、たけびしスタジアム京都を発着とする9区間42・195キロのコースで行われる。中学生~社会人で編成する47都道府県の代表チームが出場し、本県はゼッケンナンバー「23」に近い20位台でのゴールを目指している。近年、大学・社会人の選手層が薄いために苦戦を強いられ、昨年は38位。中高生を中心とした積極的なレースで1つでも上の順位を目指したい。 特に3区と8区の中学生区間が充実している。昨年8月の全日本中学校選手権(全中)で800メートル5位の坂本美來(山手中)、1500メートル7位の是枝愛香(内部中)を筆頭に粒ぞろい。坂本は昨年暮れの全国中学校駅伝で1区6位の好走。駅伝で全国大会出場経験がない是枝も「(都道府県駅伝に出場したら)区間1ケタの順位を目指す」と意気盛んだ。 1500メートルであと一歩で全中出場を逃している研屋杏紅(川越中)も2000メートルの持ちタイムで坂本、是枝の記録に迫るほか、単独走の能力に長ける。伊藤まひろ(北勢中)も2年生ながら昨年11月の県中学駅伝1区で、坂本、是枝に続く3位に食い込む実力者だ。 中学生の勢いを生かすためにもスタートから3区につなぐ序盤の流れが鍵を握る。社会人では昨年10月のプリンセス駅伝で初優勝したユニクロでアンカーを務めた加藤綾華=津商高出=、高校生では昨年10月のくらよし女子駅伝で1区18位と堅実な走りをみせた小川真生(稲生高)らの走りが注目されている。 県チームは次の皆さん。 【女子】監督 中武隼一(稲生高)▽選手 岩出玲亜(デンソー)松谷里緒(同)堀綾花(同)垣内瑞希(ダイソー)加藤綾華(ユニクロ)山中千佳(鈴鹿高)嵐夢乃(同)宮田莉子(同)小川真生(稲生高)浅井芽衣(同)坂本美來(山手中)研屋杏虹(川越中)是枝愛香(内部中)伊藤まひろ(北勢中)