歴史を変えた新女王・荻島順子が東京に凱旋 思いを込めたゲストポーズで会場を沸かす【東京ノービス】
ステージ後のインタビューでは「去年の東京選手権で優勝しまして、舞台を降りた瞬間に辻本(俊子)先生から『来年のゲストポーズですからね』と言われたのがずっと頭に残っていて、それ以来ずっとこの日の舞台に立てることを考えながらポージングを取っていました。今回のステージで何とかみなさんに伝えることができて、今本当にホッとしています」と思いを語った。昨年に引き続き快進撃が期待される彼女は、最後に今後の目標を語った。 「まず7月にアジア大会に出場することが決まりましたので、そこでよい成績を収めることが第一の目標です。国内では日本選手権を2連覇という気持ちはないですが、自分のできる限りのことを精一杯やっていきたいと思います」 彼女の中で一貫しているのは、“自分は変わらず、目の前のことをやり続けるだけ”という継続の姿勢だ。その芯の強さに女王としての自覚がブレンドされたことで、選手としてさらなる次元に到達することだろう。今年の荻島順子は違う。そう感じさせるには十分すぎるステージであった。
文・写真/森本雄大