マスク氏、イラン国連大使と会談 緊張緩和が狙いか 米紙報道
【AFP＝時事】米紙ニューヨーク・タイムズは14日、ドナルド・トランプ次期大統領と密接な関係にある世界一の大富豪イーロン・マスク氏が、イランのアミール・サイード・イラバニ国連大使と会談したと報じた。両国間の緊張緩和が狙いとみられる。 字幕：マスク氏、「意識高い系」AIの危険性を警告 同紙は匿名のイラン筋の話として、この会談は「有益」なものだったと伝えた。 両者は11日、秘密の場所で1時間以上にわたって会談したとされる。 トランプ氏の政権移行チームもイラン国連代表部も、現在のところ、この会談について認めていない。イラン国連代表部は本件について、ノーコメントだとしている。 会談が事実ならば、トランプ氏がイランとの外交に真剣に取り組む構えで、共和党内保守派の多くやイスラエルが支持するより強硬的なアプローチは選ばない可能性を早期に示したものとなる。また電気自動車（EV）大手テスラ、宇宙開発企業スペースX両社の最高経営責任者（CEO）でもあるマスク氏の絶大な影響力を改めて示すことにもなるだろう。 マスク氏はほぼ常にトランプ氏のそばにいて、世界の指導者たちとの電話会談にも同席していると報じられている。【翻訳編集】 AFPBB News
