フィアット600eが9月に発売開始。500eの兄弟車でSUVテイストのコンパクトEV
500eより全長が1mほど長い5ドアで航続距離は400km以上
2024年8月1日、ステランティスジャパン(Stellantisジャパン)はフィアットブランドの新型EV「600e(セイチェントイー)」を9月10に発売することを予告。この国内販売に先立ち、ティザーサイトを公開した。 【写真】フィアット600eの内外装をもっと見る 現代のフィアットを象徴するモデルとして日本での確固たる人気を獲得してきた500には、その兄弟モデルとして同系統のデザインを採用して5ドアボディの500L(日本未発売)が、またコンパクトSUVとした500Xが存在している。この兄弟構成はEVへと進化した500eを主軸としたラインナップでも同様になるのではないだろうか。 フィアットは2020年に欧州での販売を開始した500eの兄貴分として、2023年9月に600eを発表した。500eの全長約3.2mに対して1mほど延伸させた600eは4.17mで、いわゆるBセグメントにあたるボディサイズとなる。もちろん5ドアで、後席の足元と頭上スペースの広さを確保しつつ、ラゲッジスペースを最大限にすることに重点を置いて、家族での移動や長期旅行に適した車両として開発されたという。 駆動用電池には容量54kWhのリチウムイオンバッテリーを採用、WLTPモードで400km以上の走行可能距離を実現している。 そもそもフィアットの「600」という名称は1950年代に誕生したもので、当時の500よりもひとまわり大きなボディをまとったコンパクトハッチバック。ただ、最新の600eはブラックのフェンダーアーチモールを採用したり、約1.6mという少し高めの全高に設定されるなどSUVテイストを感じられるデザイン。どちらかといえばガソリン車の500Xの後継モデルなのかもしれない。 そんな600eが2024年9月10日から日本で販売されると発表されるとともに、情報が順次公開されていくティザーサイトを公開した。イベントも準備されているという。