ぜひ日本へ! Jリーグに推薦したいアジア杯の各国代表選手(7)セーブ率驚異の82%! サプライズを起こした守護神
AFCアジアカップカタール2023(アジア杯)もベスト4が出揃い、いよいよクライマックスを迎えようとしている。大会を通してアジアのレベルアップとポテンシャルを再確認した人も多いのではないだろうか。今回は、出場した選手の中からJリーグに推薦したいアジアでプレーする各国の代表選手を紹介する。
GK:ルスタム・ヤチモフ(タジキスタン代表) 生年月日:1997年7月13日(25歳) 所属クラブ:イスティクロル AFCアジアカップ2023成績:5試合4失点 今大会で最大のサプライズとなったのが、アジアカップ初出場ながらベスト8に名を連ねたタジキスタン代表だろう。FIFAランキングは106位と、出場24ヶ国の中では18番目の順位だが、UAE代表などアジアの強豪を倒して準々決勝に進出した。 その最大の立役者は正GKのルスタム・ヤチモフだ。ロシア出身の同選手は身長194cm、体重90kgと世界水準の体格の持ち主で、長い手足を活かしたセービングでチームのピンチを何度も救った。飛び出しの判断もよく、相手FWとの距離の詰め方がスムーズで上手い。UAE代表とのPK戦では相手の2本のPKを完全に読み切って勝利の立役者となった。 全チームがベスト8までの日程を消化した時点で、ヤチモフは全選手で最多の18セーブを記録している。その中で喫した失点はわずか4で、セーブ率は驚異の82%を叩き出した。今大会を通して目立ったミスもなく、安定感のある優れたGKであることを世界に証明した。 所属するイスティクロルはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)にも出場しており、昨年にアル・ナスルと対戦した際にはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドやクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチが放った至近距離からのシュートをビッグセーブで防いだ。これだけの活躍を見せれば、熱視線を送るクラブがあっても不思議ではない。
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