ひろゆきが考える「ムダに思える仕事」の断り方。険悪なムードにならない、賢い人が自然とやっているズルい言いまわし
仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。 「振られる仕事が多いので上司の依頼を断りたい」 「プレゼンでもっと説得力を出したい!」 「部下のやる気を削がずにうまく注意したい」 「激怒しているお客さんをうまくなだめたい…」 ……そんな状況に直面したとき、どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。
ムダに思える仕事を断りたいとき、どう言えばいい?
会社員には「この作業は本当に必要か?」と思ってもやらざるを得ない仕事が多い。上司の許可をとるために慣習化された社内向けの資料作りなどは、まさにその典型例だ。口頭確認でも十分だと思う内容でも、なかなか断りづらいもの。どんな言い方ならスムーズに断れるか? × この資料の内容、口頭説明でもいいですか? ○ 余計な手間をかけさせたくないので、手短に伝えていいですか?
反論しても揉めるだけなので、メリットを伝えればいい
さて、今回のテーマは「会社でムダに思える仕事を断る言い方」です。若手とかだと、上長の許可をとるためだけに先輩から資料作りを頼まれたりしますよね。 そんなときに「口頭説明じゃダメですか?」とかストレートに言うと、暗に「ムダなことをやっている」という事実を伝えることになってしまいます。すると、相手は反論されたように感じてしまい、険悪なムードになってしまうこともあるのかな、と。 こういう場合は、資料を作らずに口頭で確認することが上長にとってメリットであることをアピールするといいと思うのですね。 ただ、これを伝えるときに忘れてほしくないのが、「“ムダな仕事”かどうかを判断するのはあなたではない」ということ。意識の高い会社員によくある誤解なのですが、自分の効率ばかり考えて相手のことを考えない傾向があります。 ムダな仕事かどうかをジャッジするのは、結局は上長です。上長がなんの考えもなしに慣例に従って社内資料の制作を命じている可能性も否定できないですが、何かしらの理由や考えがあって命じている場合もある。