「あのくそオヤジどもが」KPOP界騒然お家騒動の全容、HYBEと全面対決「ミン・ヒジンの乱」行き着く先
両者の言い分は真っ向から対立したままだ。HYBEはミン代表らが不当な独立を企てたとするが、一方のミン代表はすべての疑惑を否認している。そして問題の本質は別にあるとしており、一連の動きは、HYBE傘下レーベルのBELIFT LABから3月末にデビューした5人組のガールズグループ「ILLIT(アイリット)が「NewJeansをコピーしているとHYBE へ問題を提起したことへの報復だ」と反駁(はんばく)する。
HYBEは25日には、内部監査の中間結果を公表し、「ミン代表が主導して経営権を奪おうとしていた計画が明らかになった」としてミン代表を業務上背任などの容疑で龍山警察署に告発した。 ■ミン代表とHYBEの壮絶な暴露合戦 韓国ドラマさながらの展開の早さだが、その過程で暴露された内容も生々しかった。 HYBEは、ミン代表が不当な独立を企てたとするミン代表と経営陣のメッセンジャーのキャプチャーを公表したが、そこには、「グローバル資金を引き出し、脱HYBEする」「2025年1月2日フルオプションを行使しエグジット(EXIT)」「HYBEへADOR(株)を売ることを勧誘」などと書かれてあった。
個人的メッセンジャーまで公開されたミン代表は25日、急遽記者会見を午後に開くことを明らかにしたが、HYBEはその日の午前にはミン代表が韓国伝統のシャーマンであるムーダン(巫女)に経営運営の指南を受けていたとする情報を公開。韓国メディアには「ミン・ヒジン ムーダンにコーチを受けた…衝撃暴露 HYBE呪術経営状況電撃公開」(毎日経済4月25日)なとの見出しが踊った。 そんな情報戦が繰り広げられた25日の午後。野球帽に、オーバーサイズのTシャツ、化粧気のないラフな姿で冒頭の記者会見に弁護士を伴い現れたミン代表は自身の立場を赤裸々に訴えたが、「おじさんたち…申し訳ないけれど、くそオヤジどもが、私ひとりを潰そうとすべてのカカオトーク(メッセンジャー)を野卑にキャプチャーした」などの暴言も多く飛び出した。