ボイスチェンジもカラオケもOK。Quest 3と外部マイクの相性診断
Quest 3×AstroA40×USB-C to 3.5mm TRRSは安心のクオリティ
安価すぎるモデルを除き、ゲーミングヘッドセットのマイク品質は侮れません。また口元ギリギリにマイクを持ってくることができるため、か細い声でも大きい声に変えられるメリットがあります。 ここでは充電用USB Type-Cケーブルが付いたType-C to 3.5mmの変換アダプタを介して、「Astro A40」(ロジクールG)とQuest 3を接続しました。声質はQuest 3 内蔵マイクと大差なし。しかし、大きな声を入れても割れにくい=ノイズゲートのせいで消えにくいメリットあり。Quest 3のマイクは自分のスピーカーが発した音を拾って音が回り込んでしまうケースがありますが、そのトラブルも確実に回避できます。 このType-C to 3.5mmの変換アダプタのメーカーは忘れてしまったのですが、確か1,000円以下で買ったはず。すでにお気に入りのゲーミングヘッドセットをお持ちの方は、このスタイルで声を取り込んではいかがでしょうか。
Quest 3×Audio Technica ATH-M50×STS-USBは高いけど納得の声
名作コンデンサーマイクAT2020のマイクカプセルを使った、激強なヘッドセットのUSB接続型が「ATH-M50xSTS-USB」(オーディオテクニカ)です。オーディオインターフェースを介さず、USB Type-Cでマイクのポテンシャルを引き出せるでしょうか。 えー。イケるじゃん。喋り声のみではありますが、ニュアンスを含めてきっちりと録り込めています。 最初は声がすこし小さいかなと思って、唇にふれるくらいの位置まで近づけてみたところ、ブーミーマシマシな近接効果もあまり感じられず。変換コネクタは必要なため横に長く飛び出てしまうUSB接続部に注意し続けられるなら、これを仕入れておけば間違いない。 お値段は2万6000円くらいしちゃうけど、その価値はあります。
Quest 3×A40×Roland E-4はカラオケによしお試しボイスチェンジャーによし
USB Audio Class対応オーディオインターフェースならMeta Quest 3で使えることがわかったので、ローランド「E-4」経由でAstro A40をつなげてみました。 リバーブ、エコー、コーラスから、オートピッチ、ボコーダーといったボーカル用エフェクトが盛りだくさんの異色作。ピッチとフォルマントを調整することで、ボイスチェンジャーとしても使えます。コレがあれば、声を着替えることができるんです。 いかにもデジタルで加工した声色になりますが、かなり遊びがいのあるオーディオインターフェースです。バッテリー内蔵で、なかなか小さいサイズというのも魅力的。Type-C to 3.5mmの変換アダプタよりもADCの品質が高く、Astro A40の声に厚みと深みもトッピング。 本当は手のひらサイズで、ボーカル用エフェクトのDSPが入ったオーディオインターフェースがあるといいんですけどね。ローランドさん。GO:MIXERの路線でひとつ、考えていただけないでしょうか。
これからのOSアップデートも楽しみ
MetaはHorizon OSのV64でMR時のパススルー画質を向上させましたし、V65以降でトラベルモードも実装するとウワサされています。これからもワクワクできる機能を盛り込んでくるでしょうねえ。楽しみです。 Source: Meta
武者良太