レベルが違いすぎる…。Jリーグ史上最強のチーム(7)下馬評は低かったが…。日本代表監督の元で変えた歴史
今年で31周年を迎えたJリーグ。どのクラブにも良い時期と悪い時期があり、その中で、最強と言われるような歴史的な強さを発揮したチームもある。今回は、Jリーグ31年の歴史で、未来に語り継がれるであろう、リーグの歴史に残る圧倒的な強さを誇ったチームを紹介する。
サンフレッチェ広島:2012年 主な成績:J1リーグ優勝 監督:森保一 下馬評は低かった。ファンですら、優勝できるとは思っていなかっただろう。そんな中でクラブ史上初のJ1リーグ優勝を達成したのが、2012シーズンのサンフレッチェ広島だ。 2011シーズンを7位で終えた広島は、チーム内得点王だった李忠成がイングランドのサウサンプトンに移籍。現サッカー日本代表指揮官の森保一が監督として迎える初のシーズンということもあり、期待値はかなり低かった。 その雰囲気に変化があったのは開幕戦だ。浦和レッズとの対戦で、広島はいきなり勝利を収めた。浦和は前年まで広島を率いていたミハイロ・ペトロヴィッチ監督が指揮を執るチーム。広島から浦和に引き抜かれた人材は枚挙に暇がないが、それがピッチ上の力関係を示すものではないということが証明されたことで、自信につながっている。 そこから広島の快進撃は続いた。森保監督はペトロヴィッチ体制の攻撃力を活かしつつ、課題だった守備を整備し、一体感のある安定したチームをつくっている。 佐藤寿人が22ゴールを挙げてJ1得点王と年間最優秀選手賞を受賞。青山敏弘、髙萩洋次郎、水本裕貴、西川周作もJリーグベストイレブンに選出された。
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