9月29日の広島戦（マツダ）で代打本塁打を放った中日・ブライト

　2024年のレギュラーシーズンが終了した。投手が打席に立つセ・リーグでは代打陣の成績も重要だが、意外な選手が好成績を残していた。 ◆細川成也、岡林勇希と戯れる中日・ブライト健太【写真】 　最も代打で起用された選手は74回の阪神・糸原で、ヤクルト・川端が61回、広島・松山、中日・大島が60回で続く。各球団における“代打の切り札”といった存在といえるが、巨人の最多起用は長野の37回で、DeNAはさらに少なく大和、筒香の21回だった。 　代打打率に目を向けると30打席以上という条件でトップだったのが中日のブライト健太外野手。25打数8安打、2本塁打、3打点、5四球の打率.320だった。年間打率は.239だった中で、本塁打、打点はすべて代打で記録。代打での出塁率も.433と高く、2022年にドラフト1位で入団した3年目の25歳は代打という役割で素質の片鱗を見せた。2位が阪神・原口の打率.279、3位は巨人・長野の打率.273だった。 　また、チーム全体での代打打率は1位がヤクルトで.221、2位が巨人で.218、3位が阪神で.2127、4位が中日で.2125、5位がDeNAで.183、最下位は広島で.151だった。　 ◇セ・リーグの代打打率ランキング（30打席以上） 1）ブライト健太（中日）　.320　2本　3打点（30打席） 2）原口　文仁（阪神）　　.279　0本　4打点（47打席） 3）長野　久義（巨人）　　.273　0本　7打点（37打席） 4）渡邊　　諒（阪神）　　.256　1本　3打点（41打席） 5）青木　宣親（ヤクルト）.234　0本　2打点（50打席） 6）川端　慎吾（ヤクルト）.224　0本　6打点（61打席） 7）糸原　健斗（阪神）　　.194　0本　5打点（72打席） 8）前川　右京（阪神）　　.192　0本　1打点（30打席） 9）大島　洋平（中日）　　.172　0本　3打点（60打席） 10）松山　竜平（広島） 　.164　1本　8打点（59打席） 11）田中　広輔（広島） 　.065　0本　1打点（33打席）