古橋のシャドー起用がセルティックの“Newシステム”に? 早く見つけたいエースの活かし方「エキサイティングなものになるかも」
ロジャーズは古橋を活かし切れていなかったが……
セルティックでプレイするFW古橋亨梧は昨季スコットランド国内リーグで得点王を獲得したものの、今季は思うように数字が伸びてこなかった。 指揮官がアンジェ・ポステコグルーからブレンダン・ロジャーズに代わったことも原因の1つとも言われるが、11日に行われたスコティッシュカップ・5回戦のセント・ミレン戦はヒントになるかもしれない。 セント・ミレン戦では古橋と前田大然のゴールで2-0の勝利を収めたのだが、ロジャーズはシステムにも変化をつけてきた。従来の[4-3-3]ではなく、古橋をセンターフォワードのアダム・アイダの背後に配置。ウイングの右に前田、左にルイス・パルマを起用しており、レンジャーズなどで活躍してきた解説のアラン・ハットン氏はこのシステムを継続してもいいのではと語る。 「ロジャーズがフォーメーションを変更したことには驚いたね。前のハイバーニアン戦でアイダが2ゴールを決めていたから、彼は外したくない。そこでセルティックは古橋を背後に配置し、パルマと前田をウイングに配置した。これは間違いなく機能していたと言える。このシステムはロジャーズが今後に向けて検討できるものであり、エキサイティングなものになるかもしれない」(英『Football Insider』より)。 セルティックは8日のハイバーニアン戦で古橋をベンチスタートとしていたが、セント・ミレン戦ではアイダと古橋の併用が機能した。古橋を最前線に配するだけがアイディアではなく、シャドーの役割で起用するのも悪くないか。
構成/ザ・ワールド編集部