スーダンで戦争犯罪 米政府「責任追及」
【ワシントン共同】米政府は6日、アフリカ北東部スーダンで4月から戦闘を続ける国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の双方が戦争犯罪を行ったと判断したと発表した。RSFと民兵組織による人道犯罪や民族浄化の行為もあったとし、責任を追及すると表明した。 ブリンケン国務長官は声明で、国軍とRSFがそれぞれ拘束者を殺害するなどしたと指摘した。「無用な衝突の拡大が痛ましい人的被害をもたらしている」と非難し、戦闘停止を要求した。 国軍とRSFは10月、米国やサウジアラビアの仲介で停戦協議を再開したが、合意には至っていない。