五輪会場見直しで日本ゴルフ改革会議が会見(全文1)霞ヶ関は向いていない
日本ゴルフ改革会議(大宅映子議長)が11日午後3時半から都庁で記者会見を行った。 【中継録画】五輪会場見直しで日本ゴルフ改革会議が会見 同会議は、2020年東京五輪のゴルフ競技会場の見直しを提言しており、現行の霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県川越市)から、若洲ゴルフリンクス(東京都江東区)を含めて再考すべきだとしている。 会見には評論家の大宅議長をはじめ、ジャーナリストの蟹瀬誠一副議長、参院議員の松沢成文委員、ジャーナリストの上杉隆事務局長らが出席する予定。 報道によると、東京五輪のゴルフ会場をめぐっては、組織委の森喜朗会長が1月4日に選手村からの距離などを挙げて「本当にできるのか」などと懸念を表した一方、10日には武藤敏郎事務総長が会場見直しを否定している。
日本ゴルフ改革会議の成り立ちとこれまでの活動について
時事通信:幹事の時事通信です。それでは、よろしくお願いします。 上杉:はい。日本ゴルフ改革会議の記者発表をさせていただきますが、まず先立って、この当会、日本ゴルフ改革会議の成り立ちと、そしてこれまでの活動について、簡単に事務局長である私、上杉隆のほうから、まず冒頭、説明をさせていただきます。で、そのあとの議長の大宅映子議長からお話、そして議長団からこれまでの経緯、あるいは今年の冒頭に森喜朗組織委員会会長が発言をされたゴルフ場の会場問題について、これを中心に今日は、お話をさせていただきたいと思います。 まず当会、日本ゴルフ改革会議は2014年の7月に非営利の組織として誕生しました。それまでゴルフ界には17の団体があったのですが、それとは一線を画して、どこの利益にもくみしないという形で、本来のゴルフのあるべき姿ということで、皆、手弁当。むしろ、お金を出し合いながら、日本のゴルフの未来と発展に寄与するような活動をするという目的で設置されたものです。当初からの議長が大宅映子さん、そして副議長に、今日お越しの蟹瀬誠一さん、それから玉木正之さん、諸星裕さん。事務局長が私、上杉隆。そして委員には国会議員あるいは都議会議員、それから文科省の関係者、それからゴルフのプロ。今日も来てますけど、プロゴルファーも多数、入って、これまで、最初、当初は、月2回のペースで国会の場所を借りて討論、あるいは議論をしてきました。その中でアジェンダをいくつか発表して、1つのアジェンダにつき、だいたい平均して視察も含めると1年から、あるいは半年という時間をかけてアジェンダを発表してきました。 今日お話しするのは、その2回目の、2つ目のアジェンダのゴルフ場の会場問題。これについて長く調査をし、そして発表してきた数々のことを受けて、それについての、あらためての申し入れというのを東京都知事ならびに組織委員会、そして、すでに昨年末には申し入れをしたんですが、IOCのほうにペーパーで、英文のペーパーで、バッハ会長、コーツ副会長などに申し入れをしたということを受けて、あらためて東京都の皆さん、都庁記者クラブの皆さんに、これまでの経緯と、そして流れというのを説明させていただくと、こういう会でございます。ざっと話しましたが、まず趣旨も含めて大宅議長のほうから、この会の趣旨と今回のアジェンダ、オリンピックの会場の問題について一言いただけますか。