シメオネ、重傷者続出の過密日程について…「解決方法が見つからない。何かを要求できるのは選手たちだけだ」| ラ・リーガ
アトレティコ・デ・マドリードは25日にラ・リーガ第14節、本拠地シビタス・メトロポリターノでのマジョルカ戦に臨む。前日会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は、インターナショナルウィーク明けのハビエル・アギーレ監督率いるチームに対して、警戒感を表している。 「明日、私たちは何日もプレーしていなかったチームと対戦する。彼らの監督はいつも自分の選手たちに最大限のインテンシティーを発揮させ、じつにハードな守備を実現する。彼らに打撃を与えられる展開に持ち込めることを期待しているよ」 アトレティコはエースのFWアントワーヌ・グリーズマンが、フランス代表の2試合でもフル出場。コンディションが心配されるが、シメオネ監督はフランス代表のディディエ・デシャン監督に対して、不満を抱えてはいないことを強調している。 「私から何かを要求することは決してできない。私は全監督に対して理解を示している」 アギーレ監督は同日に行われた会見で、グリーズマンについて「最も偉大な選手たちと同じテーブルに座っている」と語り、FWアーリング・ハーランドやFWキリアン・エンバペらと同じクラスに並べている。このことについて意見を求められたシメオネ監督は、次のように返答した。 「私の意見は彼と一致している」 今回のインターナショナルウィークではバルセロナMFガビが前十字じん帯断裂、レアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオールが大腿二頭筋断裂に苦しむなど、重傷者が続出。シメオネ監督はあまりにも過密とされる日程について、どう考えているのだろうか。 「解決方法があるとは思わない。代表チームとその監督も勝利する必要に迫られ、選手たちはいつだってプレーすることを望んでいる。クラブの監督は変わることのない状況の中で、より良い形で選手を管理しなくてはならない」 「この件に関して、最も重要なのは選手たちだ。何かを生産しているのは彼らたちであり、だからこそ彼らの意見には耳を傾けなくてはならない。プレーしているのは選手たちにほかならないんだ」 「私が彼らの立場であれば、いつだってプレーしたいと思ってしまうだろう。しかし、唯一この状況を解決できるのは彼ら選手たちなんだ」 選手たちがストライキを起こすことが、この問題の解決方法なのだろうか。 「選手たちだけが何かを要求することができる。彼らがどう理解しているかだ」 その一方で、左ウィングバックとして活躍するMFサムエル・リーノ、MFロドリゴ・リケルメについて、どちらかをインサイドハーフとして同時に起用できるか問われたシメオネ監督は、次のように返答した。 「私たちはその可能性を分析し、頭に入れている。いつかそれが起こることになるだろう」