走り込みで汗を流したリーチ・マイケル（カメラ・大谷　翔太）

　ラグビー・リーグワン１部で昨季王者のＢＬ東京（旧東芝）は２６日、都内で会見を開き、今季の新体制を発表した。主将には２季連続でＦＷリーチ・マイケルが就任。リーチはこの日の練習後、取材に応じ「自分の体、メンタルを改善してキャプテンとしてもチームを見て、進化していきたい」と抱負を語った。副将には、フッカー原田衛がついた。 　チームは昨季、リーグワンでは初、前身のトップリーグ（ＴＬ）を通じて１４季ぶりに優勝。リーチはその後、日本代表としてテストマッチ３試合に出場した。若手主体で臨んだ２１日までのパシフィック・ネーションズカップには参加しなかったが、走り込みなどトレーニングを積み「コンディションはばっちり」。日本代表は１０月２６日にニュージーランド代表との一戦（日産ス）を控える中、リーチも「（気持ちは）１２０％」と意欲を隠さなかった。 　プレシーズンマッチを経て、１２月２２日に横浜（旧キヤノン）との開幕戦に臨むＢＬ東京。トッド・ブラックアダー・ヘッドコーチによれば、リーチは「自分からやりたいと言ってくれた」と８月に主将就任を快諾したという。昨季は「無理やりやってもらった」とＨＣは明かすが、２連覇に臨むチームにリーダーシップは不可欠。リーチ主将は「連覇するという違う難しさがあって、新しいチャレンジ。ぜひやりたいと思った。レギュラーも勝ち取る、自分にプレッシャーをかけてやりたい。ロックもやります」と頼もしく語った。 　レギュラーシーズン第１３節（３月３０日）の三重戦は、初めて北海道でのホームゲームを迎える。札幌山の手で３年間過ごしたリーチにとっては“がい旋試合”となり「すごく楽しみ」。リーグワンでは初となる２連覇に向け「去年と同じことしたら絶対に優勝できない。スクラムの強化、モール、フィジカルにもう一回フォーカスさせて。良い選手はたくさんいる。だからこれから、日本代表になる選手がどんどん増えてくると思う」と更なる進化を誓った。