広島銀行装うSMS、被害4000万円に拡大 偽電子メールも確認、注意呼びかけ
広島銀行(広島市中区)は28日、同行を装った偽のショートメッセージサービス(SMS)などを介して不正送金される被害が55件、計約4千万円に拡大したと発表した。新たに偽の電子メールを使った手口も確認され、注意を呼びかけている。 【写真】広島銀行をかたる偽のSMSと偽のインターネットバンキングのサイト 広島銀によると、SMSは23~28日、電子メールは26日以降に送信が確認された。電子メールは「お取引確認の必要がございます」や「取引を制限」の件名で、「マネーロンダリング(資金洗浄)対策でお客さま情報を確認している」などのメッセージとURLが載っている。 電子メールもSMSと同様に、URLにアクセスすると、本物のインターネットバンキングのサイトに似た偽のサイトへ移動。契約者番号や口座番号、キャッシュカードの暗証番号などの入力を求められる。入力後、ワンタイムパスワードが悪用され、口座から送金されるという。 広島銀は「SMSや電子メールを通して、インターネットバンキングの入力画面へ案内することはない」としている。通話無料の問い合わせ窓口☎(0120)336100=平日午前9時~午後5時。
中国新聞社