レクサスのスポーツコンパクトSUVがついに出た!!! 新型LBX MORIZO RR CONCEPT登場!!!
2024年1月12日から開催された「東京オートサロン2024」(千葉県・幕張メッセ)で、レクサスは魅力的なコンパクトSUVをサプライズ展示! 新型LBXをもとにしたスポーツモデルに小川フミオが迫る。 【写真を見る】新型LBX MORIZO RR CONCEPTの細部などを徹底チェック(126枚)通常モデルとの違いはいかに!?
エンジン性能アップ!
トヨタガズーレーシングとレクサスが、東京オートサロン2024で披露して話題を呼んでいるのが「LBX MORIZO RR CONCEPT」。レクサスLBXベースのハイパフォーマンスモデルだ。 「非日常の高揚感を味わえるように」と、なんとも迫力ある仕立て。パッケージ、ボディ、サスペンション、タイヤ、AWD制御、8段変速機などに手が入れられ、「(室屋義秀パイロットと参戦していた)エアレースで培った技術」を活かしたという、ボディ各所の空力パーツなども大きく目をひく。 1.6リッター3気筒エンジンは、最高出力を224kWに引き上げ、最大トルク400Nmが「目標」(トヨタガズーレーシング)とされる。4190mmの全長と1535mmの全高はベースモデルと同一だが、全幅はプラス20mmの1845mmで、19インチホイールと組み合わせた235/45のプロファイルを持つタイヤを履く。 今回のコンセプトは、モリゾウこと豊田章男会長肝煎りのスペックで仕立てられているという。「レクサスらしい上質な走りと洗練されたデザインはそのままに、クルマとの対話を楽しみ、思わず笑みがあふれ、非日常の高揚感を味わえる」ことを目指したとはプレスリリース内の文言。 そのため「とにかくレスポンス向上をめざしました」と、東京オートサロン2024の会場で、レクサスインターナショナルの遠藤邦彦チーフエンジニア(CE)は語ってくれた。 「レクサス車としては初のGRとのコラボレーション企画です。レクサスならではのレスポンスのよさと、操舵のリニアリティと、圧倒的パワーが合体した1台で、出来映えはかなり自信があります」 モリゾウことマスタードライバーの豊田章男会長の“愛車”という設定でカスタマイズ。フロントの“結いファイドスピンドル”と名づけられたメッキモール、ブレーキキャリパー、シートベルトに、モリゾウのシグネチャーカラーであるイエローを使用している。 「とりわけ重視したのは、レスポンスのよい操縦感覚です。同時に、遊び心も大事と、普通に走っているぶんには乗り心地もよく快適性を感じていただけるいっぽう、スポーツモードではアクセルオフしたときに背後からバブリングが聞こえるなど、スポーツモデル独特の演出も加えています」(遠藤CE) このままの状態で市販するかどうかは未定といいつつ、「いつでも市販できる仕様」(前出の開発責任者)だそう。ベース車両の出来がいいLBXのホットバージョン、これ、ウケそう。
文・小川フミオ 写真・安井宏充(Weekend.) 編集・稲垣邦康(GQ)