繰り返し中央分離帯に接触しながら走る暴走車を危険顧みず自らの車で止める 意識不明だったドライバーは回復 運転者は「今年のヒーロー賞」受賞 韓国
FNNプライムオンライン
韓国の高速道路で撮影者が目撃したのは、ふらふらと車線変更する白い車が中央分離帯に衝突し、そのまま走り続ける姿。 車は再び分離帯に寄り衝突。 そして、また衝突しました。 不自然に暴走する車を見た撮影者は警察に通報します。 通報中の撮影者: 全然ブレーキをかけないので飲酒運転ではなさそうです。気を失っているかもしれません。 砂煙を上げ、ぶつかりながら走る車。 車のパーツでしょうか、破片が吹き飛ぶほどスピードが上昇。 止まる気配はありません。 この時、撮影者はある重大な決断を下します。 暴走する車のドライブレコーダーの映像を見ると、右から追い抜く青い車が現れました。 運転しているのは先ほど通報した撮影者です。 暴走車の前に行くと停止。 撮影者が身を挺して暴走車を止めたのです。 ぶつかった2台のドライバーは無事なのでしょうか。 するとその時、ドアが開きました。 撮影者の男性が出てくるとボンネットにひょいっと乗り上げ、暴走車の運転席に駆け寄ります。 地元のメディアによると、暴走した車の運転手は意識を失っていましたが、その後、意識を取り戻したということです。 車を止めた撮影者は無事で、民間保険の財団が贈る「今年のヒーロー賞」を受賞しました。
フジテレビ,国際取材部