血がドバッ、ドバッと大量…男性死亡、マンション3階に住む女の部屋から1階まで流血 その後、遠方まで立ち去った女を逮捕 部屋を施錠した人と同一人物か 震える住民「ひどい」 部屋を借りていたのは別の女性
マンションの入居者の女性は「(建物内に残る)血がひどい。特に3階に『ドバッ』『ドバッ』という感じで集中して、階段へと続いていたので、被害者は助けを求めて通りに出ようとして力尽きたのでは」と沈痛な面持ちで、「早く捕まえてほしい。正直、引っ越したい」と不安を訴えた。 1階に事務所を借りている会社経営者の男性(59)は「建設業の寮のような利用や、女性の単身入居もあるが、変な人はおらず、トラブルもない」と驚きを隠せない様子で「(26日は)午後8時くらいにマンションを出た。もし通り魔的犯行なら、もう少し遅ければ自分が被害に遭っていたかも」と話した。 道路を挟んで現場の反対側に住む男性(71)は「昨晩はいつも通り就寝した。特に異変はなく、朝になって警察官や警察犬で騒然として驚いた。マンションの住人に関するトラブルはこれまでなく、こんな近くで殺人事件が起きるなんて」と話し、防犯パトロールを担当する付近の小学校の関係者から心配の連絡があったと明かした。マンションには男女問わず若い住人が多い印象で、「子どもの通学などが心配。早く解決してほしい」と願った。
事件を受けて所沢市は27日午前10時50分ごろ、「在宅中でも確実に玄関や窓を施錠するなどの対策を」と注意喚起するメールを住民に送信し、「不審者を見かけたら所沢署または110番を」と呼びかけた。