中国軍が大規模演習 “台湾有事”に備え企業は…【The追跡】
今回の中国軍による大規模演習を受け、危機感を強める人もいます。 「だんだん深刻になっていくのでは。危険極まりない状況」(与那国町漁業協同組合の嵩西茂則組合長) 日本の最西端に位置し、国境の島とも呼ばれる沖縄県の与那国島。与那国島で長年漁を営む嵩西さんは、中国軍が台湾周辺で行った大規模軍事演習に危機感を募らせています。 「軍事演習があったとき、与那国島の漁業にはどのような影響が出ますか」(大江麻理子キャスター) 「与那国島は、台湾と100キロしか離れていない。われわれは50キロの近海で漁業を営んでいるので、影響は非常に大きい。50キロ先には中国軍がいる。非常に怖い」(嵩西さん) 政府は今年6月、台湾有事などを念頭に、与那国島や石垣島など先島諸島の住民が島の外に避難する案を提示。与那国島の住民およそ1700人は佐賀県に避難することが検討されていて、計画の策定に向けた準備を進めていくとしています。 「(10月)17日に佐賀県の防災課の関係者が来ていて、避難先の計画を立てていく。国が準備をしている防衛的なことは絶対に必要だと思う。無駄になるかもしれないが、それはやるべきことで備えはあってしかるべき」 ※ワールドビジネスサテライト