【広島好き】交流戦で5度目の勝ち越し。過去4度の勝ち越しシーズンを振り返ってみた
野手で打率3割をマークした選手はいませんでしたが、赤松真人が打率.286でチームトップの成績。赤松は前年にも当時日本ハムに所属していたダルビッシュ有から本塁打を放つなど、交流戦での活躍が光りました。2年連続で交流戦勝ち越しとなりましたが、マツダスタジアム元年のこの年は5位でシーズンを終えています。
◆2016年:『神ってる』鈴木誠也が2試合連続サヨナラ本塁打 2010年からは5年連続負け越し、うち2年が12球団最下位と苦戦が続きましたが、現在の18試合制に移行した2015年に9勝9敗の勝率5割で終えると、その翌年の2016年は11勝6敗1分で、12球団中3位と躍進。西武、オリックスに3勝0敗、日本ハムに2勝1敗、ロッテと楽天には1勝2敗でしたが、ソフトバンクには1勝1敗1分の五分でした。
この年の交流戦と言えば、なんといっても鈴木誠也。オリックス戦で2試合連続サヨナラ本塁打を放つなど、打率.381、4本塁打、13打点と大活躍でした。投手陣では野村祐輔が3試合に先発して3勝、防御率1.00とほぼ完璧な内容。この年の野村はシーズン16勝3敗で最多勝と最高勝率のタイトルを獲得しました。
リリーフ陣では、ジェイ・ジャクソンが9試合に登板し、失点は日本ハム戦の3失点のみで、他の5球団は防御率0.00に抑えています。この年は25年ぶりのリーグ優勝を果たしたシーズンで、前述の選手も含めて、交流戦の勢いがそのままシーズンにつながった結果となりました。
◆2017年:交流戦最高成績の2位、セ・リーグでは2連覇 2017年は12勝6敗で12球団中2位。交流戦優勝に最も近づいたシーズンでした。日本ハム、オリックスに3勝0敗、ロッテ、西武に2勝1敗で、楽天、ソフトバンクに1勝2敗でした。
投手で最も活躍したのが薮田和樹で3試合に先発して3勝、防御率は1.35でした。前年の野村に続き、この年の薮田はシーズン15勝3敗で最高勝率のタイトルを獲得しています。リリーフでは今村猛が5セーブをマークしています。