煮る必要なしの「生梅ジャム」のつくり方。実をほぐして砂糖と混ぜるだけ
手間も時間もかかるイメージの“梅仕事”。新しい梅レシピの数々がSNSで話題となった、料理家・今井真実さんに、おしゃれで簡単な「生梅ジャム」のつくり方を教えてもらいました。
梅レシピ共通!基本の梅の下処理
完熟梅は初夏からスーパーに並びはじめます。全体が黄色く、さらにほんのり赤みがかっていればなおよし。初心者には南高梅がおすすめ。皮が薄くやわらかいので、扱いは優しく。
●基本の梅の下処理
(1) 梅をボウルに入れて優しく洗う。ザルに上げて水気をきる。 (2) ペーパータオルでひと粒ずつ水気をふき、楊枝でなり口のヘタを取る。 (3) ペーパータオルをこより状にして、ヘタを取ったくぼみも丁寧に水気をふき取る。
煮る必要なし!「生梅ジャム」のレシピ
実をほぐして砂糖と混ぜるだけ。ジャムといっても、煮る必要はありません。傷のついた梅でもつくれるので、愛おしい梅をムダにしないのも、うれしいレシピです。
●生梅ジャム
【材料(つくりやすい分量)】 ・完熟梅 200g ・グラニュー糖(またははちみつやクセのない砂糖) 140g程度(種を取った梅の重量の80パーセント) ※完熟梅100gでつくる場合はすべての材料を半量に
【つくり方】
(1) 梅は包丁で十字に1切り目を入れ、梅から果肉を外す(やわらかければ手でむいてもOK)。傷のある部分は大きく取り除く。 (2) 梅の重量を量り、グラニュー糖の量を計算する。甘さ控えめにしたい場合は、70%まで減らしてもOK。 (3) 梅とグラニュー糖を混ぜる。清潔な保存容器に入れて冷蔵庫でひと晩寝かせ、翌日に再度混ぜる。 [全量608kcal]・保存期間 冷蔵で3週間(2日に1度混ぜる)、冷凍なら1年。 ・食べ頃 砂糖が溶けたら食べられるが、味がなじむ3日後からがおいしい。
●トロッとおいしいラッシー風に
梅ジャム大さじ2~3に対し牛乳1/2カップの割合でコップに注ぎ、混ぜるとラッシー風に。梅の酸で牛乳がトロトロになっておいしいですよ。 ※ つくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう
ESSE編集部