レッドブルのホーナー代表、不適切行為で”調査中”も「チームは団結している」と主張
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、チームの女性スタッフに対する不適切行為があったとして調査を受けているが、チームは非常に団結していると主張した。 【ギャラリー】正常進化? いやいや過激なデザインも各所に! 連覇狙うレッドブルが新車『RB20』を発表 ホーナー代表は先週、従業員に対する不適切行為があったという疑惑について、ロンドンの専門法廷弁護士から数時間に及ぶ事情聴取を受けた。現在はその予備的な調査結果をレッドブルが評価しているところだという。 ホーナー自身はこの件に関して否定しており、2024年の新車RB20のシェイクダウンや発表会にも出席。チーム代表の役割を担い続けている。 ホーナー代表は調査の具体的な内容についてはコメントできないままだが、この問題が2024年シーズンに向けた準備に及ぼす幅広い影響については言及している。 彼とチームに関するメディアの”騒ぎ”がどのような影響を与えたか尋ねると、彼は次のようにmotorsport.comに答えた。 「必然的に気が散るようなことになったが、チームは非常に団結している」 「みんなが、シーズンに向けて集中している。だから通常通りだ。サポートは素晴らしいよ」 「チームはこれからのシーズンに向けて準備しているし、とてもいい状態だと思う。レースに向けて完全に集中している。来週バーレーンでRB20の走りを見るのを楽しみにしている。そして、みんなが注目しているのはクルマだ。そのことに集中することで、我々はとても団結しまとまっているんだ」 調査に関する問題に対処しなければならない一方で、ホーナー代表はレッドブルがF1タイトルの防衛を目指す中で、その先に待ち受ける課題に集中することを強く意識しているという。 「もちろん、私の関心はこれからのシーズンに集中している。通常通りにやってきたし、調査があるのは言うまでもない。しかし、それは我々がこれからのシーズンを準備している間、水面下で進行していることだ」 調査の詳細がメディアにリークされたことは、創設者ディートリッヒ・マテシッツの死去を受け、F1チームの主導権をめぐってレッドブルの中で権力争いが起こる可能性があることを示しているとの指摘もある。 しかし、ホーナー代表はタイの株主からオーストリアの親会社まで、レッドブルの様々な要素が同じ方向を向いており、ミルトンキーンズでのF1チームの運営を全面的に支持していると主張する。 「我々は非常に団結している。ディートリッヒが亡くなって以来、我々は常に株主から多大な支援を受けてきた。株主たちは信じられないほど協力的で、パワートレインやF1の未来に対する投資のレベルの高さを見ることができる」
Jonathan Noble