「市長の影響力を利用したのは違法」 兵庫県知事選の余波続く 県内22市長を公職選挙法違反で刑事告発
関西テレビ
去年行われた兵庫県知事選挙で、県内の22の市長が連名で稲村和美さん(52)への支持を表明したことが、公職選挙法違反にあたるとして刑事告発されました。 公職選挙法では、特別職の市長を含む公務員が、地位を利用して候補者の支援を表明する行為は禁止されています。 告発の代理人弁護士は、市長会有志として、会見で市長の影響力を利用し、新聞社などに記事を掲載させたことなどは違法であるとして、7日、兵庫県警と神戸地検に告発状を送付しました。 【告発代理人 徳永信一弁護士】「まさに兵庫県市長会というものを前に出してする選挙活動は、市長の地位による特定候補者の支持表明というふうに言わざるを得ません」 一方、市長会会長で22人の有志の市長のうちの1人・酒井隆明丹波篠山市長は、告発を受け、「県の混乱は市民生活の混乱に直結する。だから、新しい人に新しい県政を期待した。誘い合ったわけではない」とコメントしています。
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