最高額は誰だ!? アジア人の市場価値ランキング11~20位。日本代表からは何人がランクイン?
欧州の2023/24シーズンが佳境を迎えている。今季も各地でアジアの有力選手が存在感を示した。いま世界的に高く評価されているアジア人選手は誰なのか。データサイト『transfermarkt』が算出したデータをもとに、アジア人選手の市場価値ランキングを紹介する。※金額が並んだ場合はサイトに準拠。データは5月17日時点
20位:中村敬斗(日本代表) 生年月日:2000年7月28日(23歳) 最新市場価値:1000万ユーロ(約14億円) 所属クラブ:スタッド・ランス(フランス) 23/24リーグ戦成績:24試合4得点1アシスト 中村敬斗は、わずかに市場価値を下げたものの、23歳の若さで1000万ユーロ(約14億円)を超えているアジア屈指のタレントだ。このランキングのトップ20で23歳未満なのは、サッカー日本代表の久保建英のみである。 中村は、2022/23シーズンにオーストリアのLASKリンツでリーグ戦14得点7アシストと活躍し、昨年夏にスタッド・ランスに移籍した。そのときの移籍金が1200万ユーロ(約16.8億円)で、これに伴って市場価値も上昇している。 フランス1年目で中村は、シーズン前半戦に足首の負傷で1カ月強の離脱を強いられたことも影響したのか、年末に市場価値が1000万ユーロに下がった。さらに、2024年の年始にはAFCアジアカップカタール2023に参加する日本代表に呼ばれたため、クラブで1年を通してプレーできたわけではない。 それでも、リーグアン第29節のストラスブール戦では、伊東純也のクロスにヘディングで合わせてゴールを奪うなど、特にシーズン終盤はコンスタントに先発して存在感を示している。一気に市場価値が上がるほどの活躍ではないとしても、着実に向上していると言えるのではないだろうか。
19位:伊東純也(日本代表) 生年月日:1993年3月9日(31歳) 最新市場価値:1000万ユーロ(約14億円) 所属クラブ:スタッド・ランス(フランス) 23/24リーグ戦成績:30試合3得点7アシスト サッカー日本代表の伊東純也にとって、2023/24シーズンは激動だったはずだが、市場価値は1000万ユーロ(約14億円)で横ばいだ。 ベルギーのヘンクで活躍したのち、2022年夏からスタッド・ランスでプレーしている伊東は、爆発的な加速力を武器にフランスでも活躍中で、1年目にリーグアンで6得点5アシストを記録すると、今季はここまで3得点7アシストと、チームに欠かせない戦力となっている。 特に驚異的なのは、AFCアジアカップカタール2023に参加した日本代表に招集されていた時期を除くリーグ戦全試合に先発していることだろう。うち22試合がフル出場で、31歳のウインガーとは思えないタフさを見せつけているところだ。 伊東は、アジアカップ期間中に一部メディアが性加害の疑惑を報じた影響で大会途中で離脱となり、日本代表では不完全燃焼だった。精神的にもタフなシーズンだったことが想像できる中で、安定した活躍を続けられることも、伊東の大きな強みかもしれない。