映画『PERFECT DAYS』の役所広司演じる「平山さん」が行きつけのディープな下町散策…浅草巡りと激安ラーメン【映画ロケ地巡礼】
『異人たちとの夏』の主人公が生まれ育った浅草
浅草地下商店街からを階段を上って地上に出れば、そこは浅草界隈の商店街。浅草寺に向かう仲見世商店街や伝法院通り。この近辺では大林宣彦監督の『異人たちとの夏』(2003年にイギリスでリメイクされている)や、最近では『浅草キッド』などで登場人物たちが歩く姿が撮影されている。 近辺の撮影場所としてはアナログな遊園地「浅草花やしき」、芸人たちの聖地「浅草演芸ホール」。地元民たちの憩いの場所、千束通りや浅草六区など、あちこちがまさに映画ロケ地域となっている。近辺をブラブラしながら、自分の思い浮かぶ浅草ロケされた映画の登場人物気分になって散策することができる。
『浅草キッド』に登場した鯨料理の伝統を守る名店
伝法院通りを浅草寺方面から浅草六区通りへと進むと、『PARFECT DAYS』で平山が立ち寄る書店「地球堂書店」が見えてくる。とても可愛らしいお店で、ついつい平山が立ち寄ってしまうのも分かる気がしてくる。ここでなにか面白い1冊を探すのも良し。 そして浅草六区通りに入って、すぐの場所には『浅草キッド』で描かれた北野 武の若手時代(ビートたけし時代)によく呑み食いしていた居酒屋「捕鯨船」がある。店内には壁を埋め尽くす芸人たちのサインがあり、初めて見る客は圧倒されるだろう。若手芸人たちはここにサインを書くと出世するという伝説がある。ただし店主に認められないとサインを書くことができないらしい。
『余命10年』は台東区周辺にロケ地が点在
さて、浅草界隈を散策した後は、浅草駅に戻り、馬車道通りから北上、十分ほど歩いた場所にあるのが台東区立山掘公園だ。公園から南を望めば東京スカイツリーも見える。小松菜奈主演のラブ・ストーリー『余命10年』は東京では台東区周辺でのロケが多く、穴場的な細長い作りの公園が出てくる。もちろんここから劇中に登場する隅田川花火大会も見ることが出来る。さらに日暮里駅、上野駅、谷中、公園近くの桜橋、蔵前橋などで撮影がされているので、浅草から少しだけ足を伸ばしてみるのも良いだろう。
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